アルファベットの議決権プレミアムがプラス圏に
議決権プレミアムがマイナス圏で定着していたはずのGOOGLとGOOGの差が、足元でプラス1%まで縮まっていて驚いた。 自社株買いの対象比率の変化だけでなく、Capex増大による買い戻しそのものの減少が影響しているのか。この先プレミアムが完全に逆転して定着するのか、それとも一時的な需給の揺らぎに過ぎないのか気になる。
アルファベット株は議決権ありのクラスA株(GOOGL)と議決権なしのクラスC株(GOOG)の2種類が上場しています。創業者がクラスA株の10倍の議決権をもつクラスB株を保有しているためにクラスA株の議決権にはほとんど意味はありませんが、本来は議決権の価値の分だけ僅かでも株価はGOOGL>GOOGとなるはずです。以前は自社株買いの対象がクラスC株のみ、2021年からはクラスA株も対象になったものの比率としてはクラスC株のほうが依然として大きかったために議決権プレミアムは一瞬正常化したあとは再びマイナス圏で定着していました。基本的にクラスA株ばっかり自社株買いし続けると創業者の議決権が高まり続けてしまうのでマイナス圏のままなのかなと思っていましたが、最近の莫大なCapexで自社株買いが減ってクラスCの買い戻しが減っているためか、足元では右肩上がりが続いています。そろそろ1%くらいになりそう